傳田のTrustedコラム
第2回 「夢の次世代携帯端末を実現する技術」 (2004.6.29)

筆者(左)、PolyFuel VPのリック・クーパー氏(右)
現在傳田アソシエイツではアメリカの燃料電池の電解質膜を供給するPolyFuel社の日本におけるコンサルティングを行っております。今回はこの燃料電池など次世代携帯端末(ノートPC、携帯電話、PDAが進化・融合したもの)に使われていくであろう新技術が、ユーザーにとってどういったベネフィットをもたらすのか考えていきましょう。
まず燃料電池はメタノールを原料として電気を得るわけですが、環境にやさしくしかも稼働時間が現在の二次電池と比べて飛躍的に長くなります。(例えばノートPCなら8時間以上に!)燃料をその都度注ぎ足せば連続して電気を生み出すので、「電池がなくなったら充電に何時間・・・」ということはなくなります。(感覚的には石油ストーブに灯油を注ぎ足せば燃え続けるのと一緒です。あんな大きなものを手軽に持ち運びは出来ませんが・・・。)
その燃料電池を補完する技術としてスーパーキャパシタというものがあります。電気二重層コンデンサとも呼ばれており、従来のキャパシタより大容量の電気を蓄えて、瞬時に放出出来る電子部品です。最近の携帯機器にはワイヤレス送信やカメラのフラッシュ機能などが搭載されてきておりますが、それらは著しく電池を消耗させる原因なのです。スーパーキャパシタはそれを補完し、結果として電池寿命を伸ばします。
もう一つ、シリコン・オン・サファイアと呼ばれる技術を使ったRFチップもあります。技術的な詳細はここでは省きますが、従来のRFチップと同等の機能であれば、サイズを圧倒的に小さくする事が出来ます。携帯電話を見ての通り端末の軽薄短小化は今後も重要な技術ファクターとなります。
次世代携帯端末では携帯電話程の大きさの端末がほぼパソコンと同じ機能を持つことになりそうです。ソフト面では、今までのデータ通信でのテキストベースが、動画・CG・ストリーミングビデオの配信が出来るようになり、その結果現在のゲームなどのコンテンツも大幅に改良改善され、より楽しい世界が来るでしょう。
傳田アソシエイツではこれらの新テクノロジーが融合させることにより、夢の次世代携帯端末が世界のどこよりも早く日本から発信されることを願っておりますし、実際当社の活動はこの分野にフォーカスしていますので、今後もこのコラム上で進捗を報告したいと思います。










