傳田のTrustedコラム
第3回 「Talk & Create2004:第3回傳田塾開催」 (2004.8.26)

筆者(中央)、Talk & Create2004にご参加頂いた皆さんと一緒に
2004年8月10日(火)。真夏日の連続日数を更新し続ける東京で、“Talk & Create2004:第3回傳田塾”が開催されました。「傳田塾」とは、私がインテルにて培ってきた様々な経験とビジネスのノウハウを、 これからの日本、そして世界のビジネスシーンを変えていく若者たちと、セッションを交わしながら伝授する場です。今回はその第3回目。IT業界に留まらず、他業種からの多くの参加がこの傳田塾の特徴です。初めて参加される方と新しくお知り合いになれることも、また、久しぶりに皆さんにお会いして、社会人としての成長振りを窺えるのも私の楽しみと成りました。
19時開講にもかかわらず、参加者30名の方のほとんどがオンタイムでお集まりいただいて、拍手で私を迎えてくださいました。平日にもかかわらず、忙しいビジネスマンがこの時間帯に集まってくれたこと、それだけで私もセッションに力が入ります。
私が今回、皆さんにお話した中で、若いビジネスマンだけではなく、多くの方にお伝えしたいことがあります。それは、「考えること」。自分で考え、自分で判断し、自らがビジネス、人生、社会、日本全体のプロデューサー、シナリオライターになり、日本をより良い方向に変えていくことが、大切なのです。
「考える」。簡単なようで、容易なことではありません。頭の中でそのことをただ思い浮かべているのでは、考えていることにはならないのですから。例えば、「相手の考えている先を考えておく=“Forward Looking”」、「上司と同じレベルで事業プランを考える」。これが、経営力を身につけることであり、素晴らしい経営者になれる第1歩なのです。
残念なことに、これまで日本の教育では「考える」ことは、施されてきませんでした。日本の教育は「覚える」ことが専門。
では、「考える」ことをどこから初めたらいいのかわからない方に、1つ提案を致しましょう。まず初めに、色々なことに疑問を持ってください。「色々なこと」 ―それはマスコミが毎日発表するニュースもその1つです。マスコミが発表するものの中には、面白くするために大切な内容を無視し、本来の情報を提示しないことが多くあります。最近のニュースを思い浮かべても、「本当にそうなのか、これでいいのか」、または「このニュース、元の話から本筋がずれているな」などと感想を持たれたこともあるでしょう。ここで、他の人の意見(人、全てのマスコミ媒体)に付和雷同せず、目に前で起きていることに「なぜだ?」と、問いかけ、その問いかけに対して自分なりの答えを生み出す。その過程において「考える」力は自ずとついてくることでしょう。そして、先ほども述べたように、自分で考え、自分で判断し、この日本をより良い国に変えて行って頂きたいと思います。「若い皆さんにはその力がある!」と、私は、今回のセッションを通じて強く確信いたしました。自分に自信を持って、成功者になっていって欲しいと期待します。
ここで、弊社の事例をひとつ。私は、部下とのミーティングの際、「質問100連発」を行います。会議の中で、次々に質問をし、担当者に答えを迫ります。これには、事前にあらゆることを「考える」ことが求められ、次のステップの「上司と同じレベルで事業プランを考える」ことが出来ないと、完璧に答えられないでしょう。皆さんは、ご自分が携わっているビジネスの「質問100連発」に完璧に答えられますか?
今回の傳田塾で「面白いな」と思ったことは、若い皆さんが意外にも「般若心経」など、悟りの世界に興味を持って、そこでリフレッシュをしているという事実。私も2年前から、毎朝「般若心経」を唱え、心身のリフレッシュを図っています。自分をリセットするのにはいい時間なのかもしれませんね。目まぐるしいビジネスの世界で活躍されている若い皆さんが、悟りの世界と繋がっているのは驚きでした。
私自身も、若い皆さんとセッションをすることによって、多くのものを得ることが出来ました。向上心があり、自分の事、将来の事、日本の事を真剣に考え、目をキラキラと輝かせて頑張っている皆さんと、30年前にインテルに入社し、東奔西走していた自分とがリンクして見えたのかもしれません。セッションの中から何かを得ようとするあの意欲、「私も負けてはいられない!」と、翌日からパワー全開でビジネスに励んでいます。
最後になりましたが、“Talk & Create2004”の開催をマネージメントしてくださった(株)アスユニバーサル取締役の林由美さんについてご紹介すると共に、感謝の意を述べたいと思います。
林さんは、環境コンサルタントとして「世界遺産登録申請業務(国内/文化遺産)」等数々の戦略立案に携わり、その後、ターゲットを「環境」から「人」にシフトされ、現在は「環境キャリアプログラム」として、個人向けにキャリアカウンセリング、企業向けに人事戦略コンサルティングや教育事業に参画されています。ご自分の使命を「生き方いきいき、本当に楽しい?を伝えること!」とし、今回のようなエグゼクティブサロンを随時開催され、キャリアアップを目指す方々のサポートをされていらっしゃいます。
そして、「傳田塾」誕生も、生みの親である林さんだからこそなせた業。過去3回の全ての傳田塾、彼女なしではここまでの成功を収めることは出来なかったことでしょう。大変感謝しています。今後も、林さんとタッグを組み、若者たちとのセッションを通じて交流を深め、私なりの社会への貢献が出来ればと考えています。
林さん、第4回傳田塾はいつにしましょうか!?
いずれは、ベンチャーを志す方を中心に「人を納得させる事業計画書の作り方」などを考えています。これまで数多くの事業計画書を拝見してきましたが、残念ながら、心にグッとくるものに出会えたことはそうありません。計画書だけで事業が成功するわけではありませんが、これがビジネスの肝心なファーストステップなのですから、いい加減なものでは良いスタートは切れませんよね。なによりも、「考えること」の勉強にもなりますよ!
下記は、今回ご紹介したTalk & Createのご案内です。
ご興味のある方は、下記までアクセスを!
VISION
◇ Talk & Create (前身RELAXIA)は、次世代のエグゼクティブを目指す若者達のサロンです。
◇ 国籍業種を超えた分野でご活躍中の先輩方をお招きし、相互に意見を交わしながら未来の世界に必要な人材として学び、成長していくことを目指す人たちの交流の場です。
- 講師:ユニークな人材 (政治、経済、経営、スポーツ、教育、技術、福祉、芸術)
- 開催:1回/月
- 運営:株式会社アスユニバーサル
- 問い合わせ:info@usuniversal.com (担当:林)
※ 2002年よりRELAXIAとして運営させていただいた、サロンのエグゼクティブ部門をこのたびTalk & Createに名称変更、および株式会社アスユニバーサルの事業化いたしました。










